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相続土地 実例

2020-08-19

以前、相続土地についてご相談があった件をお話をします。

母(以下、被相続人という)が亡くなり、長女Aと長男Bで遺産相続の

話になった。

長男Bより、「相続割合を7対3にしたい」との申し出があった。長男B

の主張としては、農地や山林で使い道がないところで長女Aが大変になるので

は?との思い で話をしたとの事です。

長女Aとしたら、長男BがZ市にいることもあり、持ち分割合が半々ではなく、

少し多めに長男Bに上げたい思いがあったが、7対3はちょっと違うのかなと

考えていた際、弊社に相談がありました。

最初は、相続割合について、ご相談があったので、お話をしておりましたが、

Z市が現在発展していることもあり、もう少し詳しく調べませんかと提案し、

10筆の土地の謄本や公図等をとり、調べたところ、公図でおかしな事に気づき

ました。

長男B曰く、山林で使い道がないと言っていたところが、公図では開発して道が

出来、きれいに整地している感じになっている事がわかりました。

それをきっかけに遠方ですが、現地に行きませんか?と提案し、現地にいったら

予想通り、りっぱな開発がされている途中でした。せっかく現地にきたので、す

べての土地を回り、土地査定をし、長女Aにお話ししたところ、評価より価値が

2倍になりそうな事を伝え、法定割合(今回で行くと、1/2)で進めていく方

が良いのではとご提案しました。

長男Bの行動に長女Aは落胆していましたが、弊社に、感謝されておりました。

相続した土地や建物で疑問に思った事があれば、一度、不動産業者で調査して

もらうのも一つの手だと思います。

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