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住宅ローン「ペアローン」について考える①

2022-05-14

某ドラマの話題にもなった「ペアローン」について考えてみたいと思います。

収入がある同居家族と一緒に住宅ローンを組む方法が二つあります。                      それが、「ペアローン」「収入合算」です。                               一人で組む住宅ローンより、借入可能額を増やす方法になります。                        借入可能額を増やすということは、欲しい住宅が買いやすくなるということですが、果たしてそれが、良いことなのでしょうか?

住宅ローン二つの違いや特徴について考えまとめたいと思います。

「ペアローン」

収入を合算する(同居家族のみ)それぞれが主債務者となって1本ずつ住宅ローンを組みます。                 お互いの連帯保証人となります。                                     借入額は個々の収入に応じた金額となり、住宅の所有権は借入額に応じて2人で按分されます。

メリット

住宅ローンの借入可能額を増やせる                                     それぞれが住宅ローンを組むことになるので、その分、住宅ローンの借入可能額を増やすことが可能です。
住宅ローンの借入可能額が増えれば、その分、購入できる住宅の選択肢が大きく広がります。          この点は、住宅ローンをペアローンで組む最大のメリットといえるでしょう。                 ただし、借入可能額が増える分、住宅ローンの返済負担が大きくなる点には注意が必要です。

住宅ローン控除・団信(団体信用生命保険)がそれぞれに適用される                     それぞれ住宅ローン控除を受けることができ、団信(団体信用生命保険)にも加入できます。          住宅ローン控除は、高い節税効果が期待できる点で、大きなメリットです。
団体維新用生命保険は、住宅ローン返済期間中の万一に備えられる点で、メリットといえます。

住宅ローンの金利プランを分けられる                                    ペアローンの場合、それぞれが住宅ローンを組むことになるので、金利タイプや返済期間の異なるプランを選択できます。(※例:「固定金利プラン」と「変動金利プラン」)
利用できる住宅ローンの選択肢が広がる点も、ペアローンのメリットです。

 

                   

デメリット

住宅ローンの借入に必要な諸費用が2倍になる                               ペアローンの場合、住宅ローンを2本契約する必要があるため、2契約分の諸費用が必要です。(ちなみに、諸費用の目安は、物件価格の5~10%程度。)
通常の2倍の諸費用がかかる点は、ペアローンを利用するデメリットといえます。               ペアローンの場合、それぞれの住宅ローンで「住宅ローン控除」が利用できるため、控除額が住宅ローン2契約分の諸費用を上回るケースも少なくありません。ペアローンを検討する際は、住宅ローン控除が、2契約分の諸費用をカバーできるかどうかについても確認しておきましょう。                                                                                    

一方に万一のことがあった場合でも、もう一方の住宅ローンは残る                          ペアローンを利用すると、それぞれが住宅ローンを組むため、2人とも団信(団体信用生命保険)に加入することができます。住宅ローン返済期間中、どちらか一方に万一のことがあった場合、団信が適用され、住宅ローン残高がゼロになるのは、一方が借り入れていた分のみ。もう一方の住宅ローン返済は継続します。この点も、ペアローンを利用する際にチェックしておきたいデメリットの一つになります。

離婚時にトラブルになる可能性がある                                          ペアローンを利用して住宅ローンを組んだ場合、住宅は共有名義になります。                 夫婦の共有名義の住宅は、住宅ローン返済期間中に離婚した場合、物件をどうするか、住宅ローンを1本化するか等でトラブルになるケースが少なくありません。
また、ペアローンの場合、お互いが住宅ローンの連帯保証人になっているため、離婚後にどちらかが住宅ローンの支払いを滞納すると、もう片方に支払いの義務が発生します。
単独名義で住宅ローンを組む場合と比較し、離婚時にトラブルが起きやすい点も、ペアローンを利用するデメリットといえます。                                               住宅ローンを契約する際、「将来、離婚するかもしれない」といったことはなかなか考えにくいものです。    住宅ローン返済期間中に離婚に至ってしまった場合、どうするのかについては、事前に確認しておくことが大切だと思います。

まとめ

メリット・デメリットを見てきましたが、ペアローンを借りてもいい条件は、2人とも生涯働き続ける意思がある方々だと思います。                                           ペアローンを組むとどうしても、働き続けることが必須になってしまいます。                 ご夫婦の場合、お子様の誕生で、育休をとられたとしても、収入は減ってしまう場合が多いと思います。            その間もペアローンは、2人分それぞれが払い続けないといけません。                                                                            また、途中で片方の収入が上がり、1人でも返済可能となり、自分では組んでいないパートナー分の支払いをもう片方が行なった場合、贈与と判断されることもあるため注意が必要になる場合があります。            ご自分、あるいはお相手がずっと働いていきたいかどうかをしっかり確認し、ペアローンを組むかどうかを検討しましょう。                                                                                      住宅ローンの借り入れには大きな額のお金が動くため、ペアローンを利用して住宅ローンを組む際は、メリットだけではなく、デメリットについても事前にしっかりと把握しておくことが大切です

次回は収入合算について考えてみます。                                  ペアローンについて、わからないことがあれば、アローエステートまでお話しください。            お客様の不安を少しでも解消し、笑顔にできるようアローエステートは、努めます。